LEATHER VARIETY
ブライドルレザー
ブライドルレザーはホワイトハウス コックスで使用される革の中で、
最も代表的な革です。
現在では、本物と言えるブライドルレザーを生産しているメーカーの
数が少なくなってきています。 しかし、ホワイトハウス コックスでは
創業以来、染色や仕上げなど、独自のスペックでオーダーしたものを
英国内で生産し、使用しています。 また、その品質に関しては、
絶えず厳しい目でチェックをしています。
ブライドルレザーに使用するロウマテリアル(原皮)は、英国を始め
欧州で探し求めた、最高グレードのカウハイドで、強く耐久性のある革です。
鞣し方は樹皮や種子などの、自然のものを成分とした溶液に浸す
フルベジタブルタンニングで、約10週間もの時間をかけて鞣されます。
そして、天然成分を多く配合した染料を使用してアニリンフィニッシュ
を行い、革の深部にタロー(獣脂)がしっかりとしみ込むまで、
ブライドルグリースの中に浸します。 この作業にかなりの手間をかけ、
上質なブライドルレザーを完成させます。
ブライドルレザー製品はお買い上げ頂いた直後や、長期間使用しない
でいると、ブルームという白い粉状のものが現れることがあります。
これはブライドルレザー特有のもので、柔らかい布で磨くか、
ブラッシングすることで革の中に戻ります。
アンティークブライドル
原皮に最高級のフルグレイン・カウハイド(成牛の一枚革)を使用し、それに樹皮や種皮などの自然の材料でフルベジタブル・タンニングをし、約10週間かけて鞣した、ホワイトハウスコックス社特注のブライドルレザーをベースにアンティークブライドルは作られています。
アンティーク ブライドルは特殊な染色方法によって、本来のブライドルレザーには見られない、手にした瞬間から長年使い込んだ様な深い艶と味わいがあります。 それは、ホワイトハウスコックスが選び抜いた、アンティークブライドルの魅力を引き出す良質な原皮と、オリジナリティー溢れる独自の加工が成せる技です。
また、アンティークブライドルはシワや血管跡など、革のごく自然な風合いを大切にしており、その表情は一つひとつ異なったものになっております。
1点ごとに違う革の個性をお楽しみ頂ける、とてもユニークな革です。

ホースハイドコードバン
ダービーコレクションで使用しているホースハイドコードバンは、厳選したフランス産ホースハイドを使用し、英国で丹念に仕上げられた革です。
馬の原皮をフルベジタブルタンニングし、植物から抽出した油や獣脂などをブレンドしたナチュラルオイルをしっかりと両面に染みこませています。
原皮の調達から鞣し、フィニッシングまでの全行程をヨーロッパ内で行ったホースハイドレザーです。
革本来の持つ自然な質感と、肉厚ながらも非常にソフトな風合いが特徴的で、使い込むほどに渋い光沢の出てくる重厚感溢れる革に仕上がっています。