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HISTORY OF Whitehouse Cox

英国第2の都市バーミンガムから北西15キロ、

ウォルソールにあるホワイトハウス・コックス社は、

ホワイトハウス氏とサミュエル・コックス氏によって

1860年に創業しました。  

 

ホワイトハウス・コックス社の100年以上にも及ぶ

長い歴史の中で、創業当時から1920年代までは、

乗馬用の鞍や手綱などの高品質な馬具、そして

英国軍などからの依頼を受け、様々な軍需用の

アイテムを製造してきました。

の後、大きな変革期が1930年代に訪れます。

まずはペット用の首輪を製造。そして当時の

英国上流階級の人々から要望を受け、既存の

製造品目の中にカフスボタン入れ、カラーボックス・

シェービングキットなどのスモールレザーグッズ、

そして移動用のバッグやラゲージなどのファッション性の

強いアイテムが加わるようになりました。  

 

その年代に製造されたアイテムの素材は、殆どが乗馬用の鞍に

多く使用されていたブライドルレザーで、その革でこのような

アイテムを作ることは、当時としては非常に斬新なアイデアでした。

1970年代後半、またもやホワイトハウス・コックスに

大きな転機が訪れます。 それまでは英国内での

百貨店や専門店が主なマーケットだったのですが、

たまたま、高級百貨店『ハロッズ』のペット用品コーナーで、

ブライドルレザーでつくられたの犬の首輪や、丁寧に

手で編まれたメッシュのリードを見た、ニューヨークの

デザイナー『ラルフ・ローレン』からそれを元に人間用の

ベルトにアレンジしたいと依頼を受け、それを

ポロ・ブランドで商品化し、後に大ヒットになりました。

その後、この噂を聞きつけた世界中のバイヤーや

デザイナーから数々のオーダーを受け、マーケットは

英国内にとどまらず世界中に広がりました。

 

そして現在も、常に時代にマッチした英国風ライフスタイルの

神髄を追求した、様々なレザーグッズの製造を続け、

5代目社長スティーブン・コックスにホワイトハウス・コックスの

伝統は受け継がれてるのです。現在のブライドルレザーの

商品も1930年代同様、伝統に裏打ちされた

確かな技術力によって当時と同じ製法で作られています。

FACTORY

ウォルソールの自社工場には、熟練した55人の

職人が働いています。

その中の殆どが、この道何十年にもなるベテランや、

親子2代に渡っての職人です。

そういった熟練した職人達が「HAND MADE IN

ENGLAND」にこだわる、ホワイトハウス・コックス

スピリットを守り続けてくれているのです。  

 

ホワイトハウス・コックスの工場内では、あえて最新

式の機械には頼りません。

何代もの職人によって使い古された、道具や工具を

大切に使い続けています。

最新式モーターミシンではなく、独特の味わいを醸し出す

何十年も使い続けた足踏み式ミシンでの繊細なステッチ

ワーク、一度に大量裁断できる電動カッターではなく、

一枚一枚専門の職人によって、丁寧に行われるハンド

カッティングなど、生産性やコストパフォーマンスよりも人間の

手によって生み出される暖かみを最優先に考えています。

 

ホワイトハウス・コックスの代表的なアイテムでもある

メッシュ・ベルトは乗馬用の手綱や、 1900年代初頭に

帆船で使用されたロープのデザインを基に、非常に手の

かかる手編みで現在もその時代と全く同じ製法を用い、

作られているのです。

またホワイトハウス・コックスでは、製品の製造に

あたり細心の注意を払っています。 素材である

革に関しては、何度も入念にチェックを繰り返します。

 

代表的なブライドルレザーは、最高級のフルグレイ

ンカウハイド(成牛の一枚革)を用い、原皮から仕上げ

に至るまでおよそ10週間という長い時間を要します。

ホワイトハウス・コックスオリジナルの樹脂や種子など

自然の草木によるフルベジタブルタンニン鞣しを行ない、

その後天然染料で染色、そして獣脂と密蝋をブレンドした

ブライドル・グリースにつけ込み、寝かせます。

このような一連の作業を経て完成された革の表面には

白い粉状のブルームが出てきます。 これこそが本物の

ブライドルレザーの証です。  

 

そしてホワイトハウス・コックスは、最高品質の製品を

製造するだけではなく、エンドユーザーへのサービスを

最優先として考えています。 大切に使って頂いた商品に

もし不具合いが生じた場合には、英国に送り返し修理を

いたします。 それは長い時間をかけて使い込まれてこそ、

ホワイトハウス・コックスの持つ独特の風合いを実感できると

信じているからです。